オーストラリア永住権につながる就労/長期滞在ビザの取り方【3つあり】


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海外移住には移住ビザ(永住権)が必要なのはお分かりですよね。で、海外移住ビザってどうやって取るんだろう、と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

【残念!】日本から移住ビザ(永住権)は直接申請して取得できません。

まずはオーストラリアに長期滞在できるビザを先に取得してオーストラリアに入国しそこから数年かけて移住ビザを申請します長丁場になりますが、近道はありません。今回は移住ビザにつながる長期滞在ビザについてシェアします。読んでもらうことによって大まかに自分が狙うビザのタイプを理解してもらえます。

長期滞在ビザは何種類かあります。聞きなれない言葉が出てきて、わかりづらいかも知れませんが間違った情報でビザを取るとその後の永住権につながらない場合がありますのでしっかり知識武装しましょう。この情報は2020年7月1日時点の情報です。

ぜひ最後まで読んで下さい。

簡単に自己紹介させてください。

ハンドルネーム「ノーベル君」と申します。私は日本がバブル経済と呼ばれた1990年代前半、大手電機メーカーに新卒で入社しました。

会社への愛が100%のジャパニーズ・ サラリーマンでしたが、30代後半に日本社会とサラリーマン人生で直面する不自由で画一的な価値観の押し付けに毎日ストレス満タン。

自分の人生を変えようと、海外移住を決意しました。47歳でオーストラリア移住ビザを取得して、シドニーに家族3人で移住しました。仕事はオーストラリア現地企業でマーケティング担当をやっています。

私は、多くの日本人サラリーマンが目指す「出世」は叶いませんでしたが、海外移住して毎日ストレス・フリーをモットー生活しています。

3つのオーストラリア永住権につながる就労/長期滞在ビザの取り方

記事目次

1.雇用主指名ビザ(ビザ分類:サブクラス482)【30代後半~40代前半におススメ!】
2.技術ビザ【30代中盤までの方にはおススメ】
3.パートナー(配偶者)ビザ 【良いご縁があれば一番簡単】

1.雇用主指名ビザ(ビザ分類:サブクラス482)【30代後半~40代前半におススメ!】

正式名称はTemporary Skill Shortage visa (Subclass 482)。雇用主(働く現地企業)にスポンサー(身元受け引受人)となってもらい、就労しながら、オーストラリアに滞在出来るビザ。職種によってビザの長さが異なり長期の場合は4年間、短期は2年間となる。共にIELTS(アイエルツ)英語試験があり、一定以上のスコアが必要。スポンサーしてもらう雇用主企業も移民局からの審査があります。長期の雇用主ビザはビザ取得後から3年後に永住権の申請が可能。日本からの申請も可能。日本の会社から駐在している人は主にこのビザ。永住権につながらない短期の雇用主ビザはNGと考えてください。

2.技術ビザ【30代中盤までの方にはおススメ】

オーストラリア移民局が指定する職業でそのスキルの技術審査に合格しなくてはなります。(以下スキルアセスメント)技術ビザの申請基準はポイント制になってて、そのポイントは、年齢、職歴、学歴、英語力等によって取得できるポイントが異なります。合計65点以上で事前申請が可能。

例えば年齢:30点、職歴:10点、学歴:15点、英語:10点(IELTS 7.0)=合計65点となり申請の条件はクリアします。

移民局からインビテーション(招待状)が届けば、ビザの申請が可能。年齢制限は18〜45歳まで。家族の同行も可能でビザ取得後永住権の申請ができます。

技術ビザは3種類あります。

2-1.独立技術ビザ(ビザ分類:サブクラス189)【英語が超得意で職業リストに載っている仕事をしている方にはピッタシ】

正式名称はSkilled Independent visa (subclass 189)。スポンサーなしで、申請が可能。移民局が掲載している職業リストに自分の職業が掲載されていることが必須。該当職業があった場合、スキルアセスメントをパスしないと職業として認められません。スキルアセスメントの際、英語力の証明が含まれます。 例)看護師 IELTS7.0(TOEIC 870-970)シェフや建設現場作業員(大工や塗装職等)IELTS 6.0(TOEIC 740-820)

2-2.州ノミネート技術ビザ(ビザ分類:サブクラス190)

正式名称はSkilled Nominated visa (subclass 190)。上記独立技術ビザでポイントが満たない場合、各州が不足している職業に該当していることが必須。+5ポイント取得できる

2-3.地方移住技術ビザ(ビザ分類:サブクラス489)【これもおススメ。永住権取るまでは田舎暮らしです】

正式名称はSkilled Regional (Provisional) visa (subclass 489)。上記2つのビザで更にポイントが足りない場合、地方都市に移住し、就労すれば、10ポイント取得でき、4年間滞在出来るビザがもらえる。2年後に永住権の切り替えが可能。日本から申請が可能。

3.パートナー(配偶者)ビザ【良いご縁があれば一番簡単】

オーストラリア人もしくはオーストラリアの永住権保持者と1年間事実婚、または婚姻した場合申請が可能。事実婚は最低1年間の同棲生活(ただの交際だけではダメ)+パートナーの審査が1年追加でかかり、その後ビザが申請となる。

結婚しているのであれば申請後2~3年でビザは取得できる。パートナービザ取得後2年後に、永住権に切り替えることができます。

永住権目的で偽装結婚もあるため、公式な婚姻関係書類だけではなく、旅行の写真やお付き合いの経過を時系列で説明する必要があります。

メール(LINEなどSNS)のやり取りも証明として出したほうがいいので英語でやり取りしとくことをお勧めします。(笑)

ただし、パートナービザで永住権が取れたとしても英語力と専門スキル経験がないとオーストラリアで仕事探しは苦労しますよ。

この記事を読んでらっしゃる方は上述の3つのビザの種類をまず覚えてください。

番外編:他にもいろいろ長期滞在ビザあり

ただ頭がこんがらないようにビザの名称だけ記載します。該当しそうな方や興味持たれたなら、ネットで検索するとたくさん情報があります。

以下すべてのビザが移住ビザへの移行も可能ですが、年齢や費用などの関係でハードルは低くないです。

  • 学生ビザ:留学生として現地の高校、大学や政府が指定する専門学校に通い滞在できるビザ。2週間で40時間働くこともできます
  • 卒業生ビザ:学校を卒業すると上記学生ビザから卒業生ビザに切り替えることができます。
  • 2種類あって現地大学と大学院を卒業した外国人で卒業後に与えられるものと専門学校卒業のものがある。前者は2-4滞在可能で後者は1年半滞在可能です。

注意!:民間の(英語)語学学校を卒業した場合はこの卒業ビザは公布されません。卒業と同時にビザは喪失します。

オーストラリアに滞在したいのであれば卒業しないでずーと語学学校に通うか、語学学校期間に雇用主指名ビザを取らなければなりません。

  • 投資家ビザ:年齢制限なく取得できます。ただし州が指定する州の債権とオーストラリア新興企業の株式等を購入しないといけません。
  • ニューサウスウェルス州の場合約4億円以上のお金が必要です。お金持ちはこのビザが一番簡単。
  • 保護者ビザ:学生ビザで滞在する子供の世話人Gardian(ガーディアンと言います)として子供と滞在できます。

まとめ

オーストラリアの海外移住ビザ(永住権)をとるためにはまず永住権につながるビザをとってオーストラリアに滞在します。そのビザは以下3つです。
・雇用主指名ビザ(ビジネスビザ):特に30代後半ー40代前半はこれがおススメ。
・技術ビザ:30代前半ならぜひ検討ください
・パートナービザ:オーストラリア人との良縁があるかたはぜひ
ビザを取得してオーストラリアに滞在して数年後永住権ビザの申請となります。

もう一点、今や海外移住ビザと英語力の証明は切っても切れない関係です。

別記事の「【IELTS試験対策】コロナの今こそやるべき海外移住の備え②」もぜひ読んで、ビザ取得につながる英語学習をしましょう。

最後に:ビザのルールは国や社会情勢によってかなり変更になる場合があります。
最新情報に常にアンテナ張ることをお勧めします。

永住権につながるビザ取得方法や現地情勢の情報収集方法は今後深堀していきます。

いかがでしたか?

今回の記事が皆さんの海外移住の参考に少しでもなれば嬉しいです。

これからも役立つ情報を紹介していきます。

ではまた。

※ぜひ本記事を皆さんのSNSでシェア、拡散いただき、たくさんの方に読んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。