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海外旅行した時にこんなところに海外移住したい!なんて思ったことはありませんか?
旅先の直感で決めるのもいいですが、40歳前後の方にとって何を基準にして自分の海外移住先を決めるのか悩んでませんか?
英語圏ということだと有名どころでは以下の国があります。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- アイルランド
- オーストラリア
- ニュージーランド
- 香港
- シンガポール
- マレーシア
- フィリピン
もっと広げればパプアニューギニアや南アフリカ、インドなど旧イギリス領も英語圏です。
移住先決定の選定基準はもちろん人それぞれです。ただ、40代が考慮しないといけない10項目をシェアしたいと思います。
決して私がオーストラリア移住前にすべてを十分情報入手してできたわけではありません。今振り返って皆さんに紹介したい大切な10項目です。
そして
行きたい海外移住先の優先順位を付けてください。1番、2番、そして補欠の3か国です。

簡単に自己紹介させてください。
ハンドルネーム「ノーベル君」と申します。私は日本がバブル経済と呼ばれた1990年代前半、大手電機メーカーに新卒で入社しました。会社への愛が100%のジャパニーズ・ サラリーマンでしたが、30代後半に日本社会とサラリーマン人生で直面する不自由で画一的な価値観の押し付けに毎日ストレス満タン。自分の人生を変えようと、海外移住を決意しました。47歳でオーストラリア移住ビザを取得して、シドニーに家族3人で移住しました。仕事はオーストラリア現地企業でマーケティング担当をやっています。私は、多くの日本人サラリーマンが目指す「出世」は叶いませんでしたが、海外移住して毎日ストレス・フリーをモットー生活しています。どの国に海外移住すべきか?
【10個の選定基準】
記事目次
1.なぜ自分が海外移住したいか、書き出す
2. 海外移住先でやりたいことは実現するか?
3.言葉は大丈夫か?
4.移住先の治安は大丈夫か?
5.海外移住で家族は楽しく暮らせるか?
6.海外移住につながるビザは取得できるか?
7.海外で仕事は探せるか?
8教育水準は大丈夫か?
9.物価
10.医療と社会保障
1.どの国に海外移住すべきか?
まず最初に「なぜ自分が海外移住したいのか」書き出してみる

いきなりどの国を選ぶかと考える前に自分の中でなぜ(日本国内でなく)海外移住するのかを整理することをおすすめします。きっちり移住の理由を明確化することで自分の意思を固めることができます。以下の項目をノートに書きだしてください。
ポジティブ派:やりたいこと、目標がはっきりしている。
〇〇〇をやりたい、〇〇〇を実現したい。
例:特定のテーマで研究活動したい。
子供を英語環境・西洋文化で育てたい。
英語を使って現地で起業したい。
海外転職して年収を1.5倍にしたい。
ワークライフバランスの取れた生活をしたい。
ネガティブ派:今の現状を変えたい。今が嫌だ!ツラい。
〇〇〇から逃げたい。〇〇〇がイヤだ。
例:親・親族からのしがらみから逃げたい。
このまま日本の会社で働いたら精神的に病んでしまう。
閉塞感バリバリの日本社会にもう耐えられない。
私はこのネガティブ派で、日本から逃げ出すために海外移住しました。
大丈夫です。このような方はたくさんいますよ。
2.海外移住したい理由や現在の悩みはその国で解決するか?

上記で書き出した海外移住の理由に対し、解決できそうな国を書き出してください。その時、自分が海外移住してイキイキと活動している姿を想像して書いてみましょう。
かなり楽しい作業ですよね。もちろん皆さんは世界のすべての国のことは知らなくていいです。
何か過去につながりがあったとかテレビやネット、友人から見聞きした情報でいいと思いますので、リストアップしてみましょう。
3.現地の言葉は大丈夫か?

当然ですが海外移住において言語はとても大事です。仕事探しでも語学ができないと求人がないのは当り前ですし、生活にも支障が出ます。
今から言語を一から始めるのではToo Lateです。「言葉は現地に行けば何とかなる」とおっしゃる方は多いですが、答えは「何とかなりません」。十分な基礎がある方は語学力を向上させる日々の努力が大切です。
ちなみにヨーロッパは各国母国語があります。イタリアはイタリア語、ドイツはドイツ語、スウェーデンはスウェーデン語などです。
しかし皆さんと同世代、若い世代は英語をかなり流暢に話せますし、仕事では英語が基本というヨーロッパの会社も多いです。すると候補国はもっと広がります。
4.移住先の治安は大丈夫か?

治安は人間が持つ欲求の根底にある「安全」欲求なので海外移住先の選定で大切です。
旅行などで1~2週間であれば気にならないかもしれませんが、長期間滞在になると日々の不安につながります。ただ、日本と同じ治安を求めると海外移住はとても難しくなります。
大事なのはどのレベルなら安心して生活できるかを想定することです。
ご自身だけではなくご家族も安全に安心して生活、勉学できるかも考えてください。
犯罪率、テロのリスク、政治の安定さも大事です。
私が住んでいるオーストラリアは銃の保持を禁止していますし、犯罪やテロ対策もしっかりされています。
でも犯罪多発地区も多くあります。アメリカは銃社会と言われ毎日事件が報道されていますが、日本人はじめ世界中からたくさんの方が移民として暮らしています。
治安に妥協しないとどこも移住先がないですし、妥協しすぎるのも身の安全を脅かすことになります。
その国の治安情報はお知り合いで現在その国に住んでいたり、過去住んで経験があり方から聞くのが一番です。
知り合いがいない場合は外務省のWebページで最新の危険度を開示していますし、たくさんの方がブログで書いていますので、いろいろ調べてください。
5.海外移住して家族は楽しく暮らせるか?

海外移住先で家族がストレスや不安を抱えないようにしないといけません。
衛生環境や親日度、日本でやっている生活習慣や趣味、習い事が継続できるか、日本人のコミュニティーの有り無しなども事前に確認することも大事です。
その場合は国レベルではなく都市レベルまで落として考えてみてください。
オーストラリアであればシドニー、メルボルン、ゴールドコースト、パース、キャンベラなどありいろいろ違いがあります。
オーストラリアは電車・バスも整備されていますが、車社会なので車の運転するかしないかで生活は変わります。
日本食材の入手ですが、日本食材専門店がなくても中国や韓国の食材屋さんである程度手に入ります。
6.海外移住につながるビザは取得できそうか?

ビザを取れるかは海外移住準備の中で最重要テーマです。まずは移住したい国のビザについて勉強することです。
ビザの専門コンサルタントに相談するのが一番ですが、だいたい初回30~60分無料でその後は有料です。おすすめは基礎知識はブログや書籍で勉強し、その後専門コンサルトに相談することです。
ビザにかかわる法律はしょっちゅう変わることが多いので、決して我流で進めないでください。
オーストラリアの場合、40代でビザが取れるかどうかのポイントは
・本人の健康(エイズ、結核を持っていないか)
・犯罪歴
・年齢
・学歴(大卒以上)
・職歴
・職種
・英語力
・(40代であれば)スポンサーしてくれる企業探し
上記7つの指標と考えてください。
冒頭に海外移住したい国を3つ選んでくださいと書いたのはビザが理由です。その時の政治・社会環境で移民法が変わり、去年まではビザ資格があったのに今年急な変更で資格が無くなることもゼロではありません。
あなたの海外移住を停滞・遅延なく成功させるため、移民法の急な変更にも対応できるよう1位、2位そして補欠の3か国を候補で持ってください。参考になるブログをシェアします。
「おーすとらりあ移民局」はオーストラリアのビザについてのかなり深くマニアックな情報源です。必要な部分を集中的に読むと参考になると思います。↓
ビザについては以下の記事も参考にしてください。☞オーストラリア永住権につながる長期滞在、就労ビザの取り方【3つあり】
7.海外で仕事は見つけられるか?

海外移住先での仕事探しですが、オーストラリアでは大事なことは二つです。
一つ目は
狙っているビザの職業条件の職種に自分の職種が該当するか。
わかりづらいので、例を言います。例えば「営業」という職種、皆さんの中には営業されている方もいらっしゃるかもしれませんね。英語で言えば営業は “Sales”。なんと今、Salesはオーストラリアのビザ該当職種に載っていません。なので、いくら日本で会社のトップ営業マンだったとしてもビザはもらえません。以前の投稿でも書きましたが、オーストラリアで不足している職種でないといけないんです。
ここまで読んでがっかりしている方も多いかと思いますが、安心ください。
Salesではビザは出ませんが、MarketingやBusiness Developmentという職種なら大丈夫です。
移民局の解釈や実例など情報は常にアップデートするほうがいいので専門のビザコンサルタントへ必ず相談してください。
英文履歴書は事前にしっかり準備してください。
以下の別記事を参考に英文履歴書を作成すれば問題ありません。☟
海外転職のための英文履歴書の書き方+【失敗しない8つの心得】
海外転職で必要な英文履歴書「カバーレター」の書き方【文例付き】
二つ目は語学です。オーストラリアなど英語圏では英語です。
現地日系企業で働いたとしても英語抜きでは成り立ちません。外部の取引先や社内では100%英語です。
日本人が多い職場環境といえども、会議で一人でも非日本語スピーカーがいたら会話は英語になります。
日本語で書いた書類はただのメモ書きで、英語で書いたものが書類です。
伸ばす英語力は3つです。
1.ビザのためのIELTSのスコア
2.ビジネスメールやプレゼンなどビジネス英語
3.カジュアルな英会話
英語学習について参考になる別記事も読んでください。
海外移住の英語学習①【3つの重点領域とシャドーイング英語学習法】
海外移住の英語学習②【シャドーイング方法とオススメ動画配信サービス】
今後ブログで英語上達方法を継続して紹介していこうと思います。
8.教育水準はどうか?

これはお子様の学校や教育環境を意味しています。お子さんにどういった教育を受けさせるのか、家庭によって違うと思いますので以下ご参考程度にしてください。オーストラリアは各校必ずWEBページがありますので調べてみてください。
日本人学校
小学校と中学校でしたら、日本の文科省と連携する日本人学校があります。授業は日本から派遣された先生が日本語で日本と同じカリキュラムをやります。
将来日本の大学に入学したいお子さんが行くことが多いと思います。私立ですので授業料は無料ではありません。子供が日本人なら年間約80万円です。
現地校
日本と同じように公立の小中高校があり、学区により通う学校は変わります。オーストラリアでは幼稚園と小学校、中高6年制のハイスクールに別れます。
日本から移住後に子供を現地校に入学させる方が大変多いです。
いきなり日本語なしの英語環境で大丈夫か心配かと思いますが、子供の順応力はすさまじく、1~2年で英語はとても上手になります(うちの子もそうなりました)。
いろいろと親が校内の見回りやイベントの手伝いなどボタンティアで参加しないといけません。
学校によって学力が低かったり問題が多い学校もありますので、住まいのエリア選びは子供が通う学校の学区に大きく影響されます。
また成績がいい場合は学区を越境して入学できるプログラムもあります。
授業料ですがビジネス・職業ビザ保持者は年間約40万円で永住権保持者は無料です。
私立もあります。金銭的に余裕があればぜひおすすめです。
授業料は小学校が年間約150万円、中学高校は約300万円。
日本語土曜補習校、塾
都市によって異なりますが、現地校に通う子供向けに毎週土曜に日本語だけを勉強します。
日本から届く無料の教科書を使い日本人の先生が指導し、漢字ドリルなど宿題も出ます。
1週間のうち半日だけで日本語の国語力を伸ばすのは簡単ではありません。
しかし日本語に触れ合う機会を継続することは大事です。
現地に住む中国人、韓国人はとても教育熱心で大抵の都市に塾があります。
現地中学入学、大学入学向けなどいろいろあり、オーストラリアのシドニーには日本の大学を目指す日本型「お受験」塾もあります。
大学
海外の大学は日本の入試システムとはかなりやり方が違いますので、移住された後いろいろ情報収集する必要があります。
大学ではなくTAFE(テイフ)という専門学校に通う日本人の方も多いです。
別記事「【海外子育て】オーストラリアの教育制度ズバリ解説」はオーストラリアの教育制度を詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んで下さい。
9.物価

物価は海外移住後生活を続けていく上で大事ですね。海外での暮らしで費用がどのくらいかかるのかはいろんなブログやYOUTUBEでも紹介されています。
みなさんに共通するのがご自身がどういうライフスタイルをするかに依存することです。
日本と同じですで服や車に散在したり毎日外食、年に数回も旅行するとあっという間にお金は無くなります。海外ではフードコートを除き外食は一般的に日本より高いです。
情報までですが物価全体というよりも国によって特定のモノが高いもしくは安いということがよくあります。
例えばシンガポールでは新車のトヨタカローラは1,000万円(100万円ではありません)だけどフードコードは一食おいしい焼きそばが400円です。
オーストラリアでは2LDKのマンションは1億円以上するのにゴルフの18ホールプレー代は3,000円だったりします。オーストラリア、アメリカ、イギリスの場合は住宅がかなり高いです。
私が住むシドニーの3LDKのマンションは約27万円/月です。先進国の場合は一般的に物価は日本の1.5倍と考えたほうがいいと思います。
家族で海外移住されるならパートナーの方も働く前提で検討ください。時給が高いのでアルバイトでも月10万円位稼げます。
毎月持ち出しになる場合もあります。また預貯金の切り崩しや親からの支援も考えることをおすすめします。
10.海外の医療・社会保障(年金)

医療
医療システムと医療保険は海外移住に際しチェックするべきです。
国によって医療システムは違うので簡単に比較はできませんが、日本と比べて著しく医療レベルが低かったり病院数が少ないと将来心配です。
私は(個人的にですが)多くの日本人女性が第一子をその国で安心して生んでいるのであればその国の医療レベルは大丈夫だと思っています。
先進国では政府の国民保険で賄えない場合の民間医療保険も加えると医療費は結構負担が重くなります。
現地の医療保険とは別建てで日本の医療・生命保険は見直しをして継続されることを勧めます。
社会保障
これは60歳~65歳で受給が始まる年金です。
皆さんはこれまで日本の公的年金(老齢年金)と確定拠出年金(IDECOなど)、会社員であれば退職年金を払ってこられたと思いますので、これまで支払った分は受給権利があります。
海外移住後はその国の社会保障システムに加入して老後の備えを続けていきます。
先進国でしたらしっかりしたシステムがありますので大丈夫ですが、念のために確認したほうがいいです。
オーストラリアは確定拠出年金のみです。給料の9.5%を会社が強制的に年金会社に拠出することが義務になっています。
余談ですが日本で会社従業員が年に一回受ける健康診断は会社の義務ですが、オーストラリアにはこの仕組みはありません。
まとめ
海外移住先を決める時は以下の10項目を総合的に考えましょう。
1.「なぜ海外移住したいのか」いま一度整理して書き出す
2.移住したい理由や現在の悩みはその国で解決もしくは改善しそうか、想像する
そして3.言葉、4.治安、5.家族は暮らせるか?、6.ビザ取得、7.仕事、8.教育水準、9.物価、10.医療・社会保障(年金)
の情報を集めて海外移住先を検討することをおすすめします。
海外移住先の優先順位をけてください。1番、2番、そして補欠の3か国です。
10個のチェック項目はご理解いただけましたか?いきなりすべて調べることは簡単ではありません。時間をかけながら自分なりの海外移住基準を決めてください。
そして移住先優先順位が決まれば、後は迷いなく海外移住準備に取り掛かりましょう。
別記事の「【海外移住先】何処にしますか?【オーストラリア ブリスベン】」と「海外移住するならシドニーがいいんじゃない?【おススメの海外移住先】」もぜひ参考に読んで下さい。
いかがでしたか?
今回の記事が皆さんの海外移住の参考に少しでもなれば嬉しいです。
これからも役立つ情報を紹介していきます。
ではまた。
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