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海外移住に向けて海外現地や日系グローバル企業のポジションへ応募する。その際に必要となってくる英文履歴書(英文レジュメ)。
日本語の履歴書は作成したことはあっても英語の履歴書となると勝手が違うためどう書けばいいのか戸惑う方がほどんどではないでしょうか?
応募者のスキルがマッチしているはずなのに、採用担当者に応募者の意図が正しく伝わらず、希望職種の書類選考を通過できないこともあります。
英文履歴書の書き方はいろいろなブログや転職サイトに記載されていますが、この記事では、英文履歴書(英文レジュメ)の書き方だけではなく応募者が見落としがちでしかも重要かつ役立つポイントを解説します。
私も実際に英文履歴書を作成してオーストラリア現地企業に応募しました。
また、私はアジアで現地ローカル社員の採用をやっていたことがあり、たくさんの英文履歴書に目を通し、面接をした経験があります。
面接される側、面接する側の両面の視点から役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
簡単に自己紹介させてください。
ハンドルネーム「ノーベル君」と申します。私は日本がバブル経済と呼ばれた1990年代前半、大手電機メーカーに新卒で入社しました。会社への愛が100%のジャパニーズ・ サラリーマンでしたが、30代後半に日本社会とサラリーマン人生で直面する不自由で画一的な価値観の押し付けに毎日ストレス満タン。自分の人生を変えようと、海外移住を決意しました。47歳でオーストラリア移住ビザを取得して、シドニーに家族3人で移住しました。仕事はオーストラリア現地企業でマーケティング担当をやっています。私は、多くの日本人サラリーマンが目指す「出世」は叶いませんでしたが、海外移住して毎日ストレス・フリーをモットー生活しています。海外転職のための英文履歴書の書き方【8つの心得】
1.英文履歴書の書き方【定型フォーマットに沿って自分で書く】
2.採用担当者の目:ステップを踏んで段々とキャリアップしているか
3.「Action Verb」で職歴を書く+【使うべき便利な単語】
4.「Achievement」まで書けば職歴は完璧
5.日本語の履歴書、職務経歴書も準備する
6.写真を載せるなら、プロにとってもらう
7.カバーレター(Cover Letter)を準備する
8.英文履歴書とカバーレターをネイティブスピーカーに添削してもらう。
1.英文履歴書の書き方【定型フォーマットに沿って書いていく】
英語で履歴書はCV もしくはResume(レジュメ)と言います。慣れてしまえばそれほど難しくありませんが、日本の履歴書とは書き方や強調する点が違います。
まーそういうものかと思って、英文履歴書テンプレートに沿って作成しましょう。
全体の構成は以下を参考にしてください。☟

1-1.定型テンプレートに従う
英語履歴書の書き方は基本自由ですが、定型フォーマットを使ったほうが無難です。定型フォーマットは職歴を時系列的に新しいものから書く『逆編年体式』を使いましょう。理由は企業の採用担当者の知りたい情報がわかりやすいからです。
1-2.記述注意点、日本語履歴書との違いを理解する
英文履歴書の全体構成をまず理解したら記述において注意する点を知りましょう。
項目 | 英文履歴書の要件 | 注意点 |
---|---|---|
枚数 | A4サイズ2枚まで | |
文字フォントサイズ | 12-14ポイント | |
使用文字フォント | 英語で普及しているフォント Times New Roman、Calibriなど | ※明朝、ゴシックは使わないこと |
文字色 | 黒のみ | |
日付表記法 | 日/月/年の順。国によって日と月が替わるため月は数字でなく文字がいい。 例:4 Jul 2006 | |
職歴 | 絶対に最新の情報から順に書く | |
学歴 | 最終学歴だけ書く 例:大学、大学院 | ※高校は不要 |
志望動機 | 書かない | ※志望動機は別紙「カバーレター」で書く |
語学 | Japanese Native, English Fluentと書く | |
生年月日 | 年齢が高い場合は記入しなくてもいい | ※アジアは記入したほうがいい、欧米は不要 |
興味・趣味 | 書いてもいいが、書かなくてもいい | |
写真 | 不要 | ※履歴書の最後に張り付けてもいい |
意気込み | 書かない | ※別紙「カバーレター」に書く |
1-3.自分で書いてみよう
英語履歴書について基本的なことを理解したらまず自分で書いてみよう。
☟この英文履歴書例を使ってください。これだけで大丈夫です。
いろいろ過去の仕事を思い出したり、英語で記載するのに時間がかかると思います。致し方ないことです。友人や家族に代筆してもらうこともできるかもしれませんが、海外移住に挑戦するなら英文履歴書は自分で書いてください。
英文履歴書の書き方は外部記事も紹介しますので参考にしてください。
2.採用担当者の目:段々とキャリアップしているか。職歴が一番大事。同じ会社に長くても短くても良くない。

外国人の採用担当者は職歴を重点的に見ます。職歴しか見ないといっても過言でもありません。20代からステップを踏んでキャリアアップしているかを見ます。
ただし見習い(Associate)から2年後に急に事業部長(General Manager)になっていたり急にキャリアアップしすぎると不信に思われることもあります。
2-1.同じ会社で長く働いていると評価が下がる
同一の職種を3年以上経験していないと十分なスキルがないと判断されます。ビザの申請でも3年未満の職歴はスキルと評価されません。
ただ、同じ会社に長く働きすぎると「なぜ転職していないんだろう?転職できる人材じゃないのかな?」と勘繰られます。
一般論ですが、一つの会社に3~5年で転職し、責任や給与が上がるというのが理想です。
え、日本は同じ会社で長く働く方が多いので、その場合はご自身の転勤や役割変更で同じ会社の中ではあるけど多彩な経験を積んでいることがわかるよう書いてください。
2-2.何度も転職を繰り返していると評価が下がる
半年~2年以内の短いサイクルで転職してる方も採用担当者から「飽きやすい」、「継続が苦手」だと不信感を持たれてしまいます。
短いサイクルで転職歴がある方は短くその理由を記載したほうがいいです。例えばOrganization Change(組織変更)、Business Strategy Change(事業戦略変更)、Office move/close(事務所移転、閉鎖)など自責ではなく会社理由であることが表現されてれば大丈夫です。
2-3.働いていない空白期間が長いと評価が下がる
一番気を付けないといけないのが無職期間が長い場合です。採用担当者はかなり疑いの目で見ます。
ボランティアや専門学校・大学への再入学、家族の看病・介護、長期旅行など正当な理由があれば記載しましょう。理由があれば不利になりません。特段の理由がない場合は嘘の理由は書かず何も書かないでいいです。ただし面接時に間違いなく質問されます。
3.Action Verbで職歴を書く+【使うべき便利な単語】
ここまでの内容で、英文履歴書(英文レジュメ)作成の基本をご理解いただけたかと思います。さらにプラスαのテクニックとして、無敵のAction Verb10個とその活用法をご紹介します。
Action Verbは、スキルや職務経歴を効果的にアピールするのに便利な動詞表現で、Action Verbを英文履歴書(英文レジュメ)で使うことで業績や能力のインパクトを強める効果があります。
「〇〇を指導した」「〇〇をマネジメントしている」と書くときに主語をいれずに動詞から書き始めます。過去のことなら過去形、現在やってることなら現在形です。ちょっとわかりにくいかもしれないので実践を想定した例文を紹介します。☟
英文履歴書で使うべし無敵のAction Verb 10個
3-1.プロジェクトを導いた実績
・Led(導いた)
・Coordinated(調整した・協調した)
・Organized(組織した・計画した)
Led
英: led sales and marketing teams as a general manager.
日:事業部長として営業とマーケティングチームを率いた。
Coordinated
英:Coordinated with the accounts department to solve international payment issues.
日:国際決済の課題を解決するために、経理課と調整した。
Organized
英:Organized special projects for youth market.
日:若者市場の特別企画を組織した。
3-2.プロジェクトの課題に直面し、解決させた実績
・Solved(解決した・解明した)
・Created(創造した・考案した)
・Developed(発展させた・開発した)
・Promoted(促進した)
Solved
英:Solved data sharing bottle necks between production and sales department with new IT cloud system.
日:生産部門と営業部門間のデータ共有の停滞問題を新しいクラウドベースのITシステムで解決した。
Created
英:Created system models for predicting potential performance risks and bottlenecks.
日:潜在的なパフォーマンスリスクとボトルネックを予測する規範システムを考案した。
Developed
英:Developed a marketing strategy to penetrate into overseas market.
日:海外市場への進出のために、マーケティング戦略を開発した。
Promoted
英:Promoted 5S activities across all departments .
日:全部門横断で5S活動を促進した。
3-3.チームをマネージした実績
・Managed(経営した・管理した)
・Directed(指導した・指揮した)
・Trained(訓練した・教育した)
Managed
英:Managed 5 sub-constructors for the new project .
日:その新しいプロジェクト遂行のために5社の下請け企業のマネジメントを行った。
Directed
英:Directed an 8-member sales team.
日:8人体制の営業チームを指揮した。
Trained
英:Trained and motivated sales team to achieve monthly targets.
日:月間目標を達成するために、営業チームを教育し、動機付けした。
4.【Achievement】まで書けば職歴は完璧
上述したAction Vermでの項目に対しAchievement(成し得た事)を書ければもうあなたの英文履歴書は更にブラッシュアップされます。
採用担当者は何をやったという職歴とそれによって企業にどのように貢献したことを知りたいのです。それがAchievementです。
例えば
Achievement: Achieved 250% against the annual sales target and got “No1 sales award” in 2018.
Achievementは数値化できるものがベストですが、もし数値化できなければ言葉で記載しても構いません。
5.日本語の履歴書、職務経歴書も準備する

海外移住のための転職のために英文履歴書と合わせて日本語の履歴書と職務経歴書を準備することをおススメします。海外転職パターンとして以下の場合は英語と日本語が両方必須です。
5-1.日本の人材紹介会社を通じて海外転職する場合
日本国内の人材紹介会社担当者が英語堪能とは限りません。通常、英語堪能ではないと思ったほうがいいです。正しく日本語であなたのスキルを理解いただくためにも日本語履歴書は必要です。そして海外の人材紹介提携先にあなたの英文履歴書を送ってもらうと紹介プロセスはスムースになります。
5-2.日本国内の外資系企業や海外拠点がある日本企業へ転職し、その後に海外派遣を狙う場合
まずは日本の企業へ転職するわけですから、日本語の履歴書は必要になります。同時に外資では担当者が外国人だったり日本語よりも英語が得意な帰国子女の方の場合があります。外資でなくても日系企業の海外事業部の担当者が外国人のケースも想定されます。
海外転職のチャンスを広げるために英語と日本語の履歴書・職務経歴書は両方準備してください。
過去に転職された方、転職活動された方でしたら、履歴書、職務履歴書は持っていると思います。
履歴書、職務経歴書を作成したことがない方は、たくさん参考サイトとテンプレートがありますので用意してください。参考サイトは以下から。
日本語履歴書の書き方
職務経歴書の書き方
常にアップデートして英文履歴書を日本語履歴書・職務履歴書の内容を常に合致させておくことが大切です。
6.写真を載せるなら、プロに撮ってもらうこと


英文履歴書に写真は特に不要ですが、もしあなたが写真を付けたほうが採用に優位になると思ったら、使ってもいいと思います。
ただし、遊びの写真やSNSのものをそのまま使うのは絶対やめましょう。写真を載せるならプロに撮ってもらいましょう。身だしなみと自信みなぎる表情はMUSTです。
7.カバーレター(Cover Letter)を準備する
カバーレター?何それ?英文履歴書以外にも必要なのー!!と思われるかもしれません。
英文履歴書:自分のプロファイル、学歴、職歴を説明するもの
カバーレター:採用担当者に向け、応募する仕事への志望動機と自分が業務を十分遂行し、企業にどう貢献できるかPRするもの。
カバーレターの内容は応募する求人に合わせて変わります。ですので応募する段階で書くのですが、急な求人にも応募ができるよう、前もって自分の定型カバーレターを持っておくことをおススメします。
そんなに難しくありませんから大丈夫です。
カバーレターの書き方は別記事「海外転職で必須な英文履歴書カバーレターの解説と書き方【文例付き】」で説明しています。
8.最後に英文履歴書とカバーレターをネイティブスピーカーに添削してもらう

8-1.英文履歴書添削を友人、知人の英語ネイティブに依頼する
やっとのことで完成した英文履歴書とカバーレターですが、それをそのまま人材会社や企業の採用担当者に送ってはいけません。必ず英語イネティブスピーカーに添削してもらってください。添削してもらう方は社会人経験が3年以上あるネイティブスピーカーであることが大切です。
ネイティブであれば英語は流暢ですが、社会人経験が3年以上ないと履歴書を正しく評価、アドバイスできないのが私の考えです。
みなさんのご友人、知り合いに社会人3年以上の英語ネイティブがいらっしゃればその方に相談してみましょう。友人、知り合いと言えども、きちんとお金を支払ってやったほうが後々気持ちよくお付き合いできます。相場は履歴書とカバーレターの添削と最終完成まで5,000~8,000円です。時給でしたら1,800円/時間くらいでしょうか?
一方的に添削を依頼するのではなく、対面で確認しながら作り込んでいくといいと思います。対面ができない場合はLINE、Facebook、Facetime、Zoomなど使ったビデオ会議でできます。
8-2.英文履歴書添削をクラウドソーシングへ依頼する

皆さんの周りに3年以上の社会経験がある適正な英語ネイティブの方がいない場合、あきらめないでください。その時は積極的にクラウドソーシングを活用しましょう。
クラウドソーシングで有名どころではランサーズとクラウドワークスの二つです。クランサーズとクラウドワークスのどちらがいいか、聞かれますが、仕事を依頼するタイミングで英文履歴書を受注するフリーランスの数は変わります。
まずは人気のランサーズに登録しましょう。
ランサーズ会員登録サイトランサーズに登録したら検索窓から「英文履歴書」で仕事を受けられる人を探すと一覧が出てきます。

一覧の中でおすすめは「日本人で英文履歴書が作成できる。海外で人材会社やビザエージェントで働いてる」方です。
理由は日本人の英語表現を理解し、かつ多くの履歴書を通じ目利きのスキルがあるからです。「翻訳やります」だけの方は避けるべきです。
何人か、候補が見つかったらその方の「相談」ボタンから英文履歴書とカバーレターの添削について相談しましょう。最初から英文履歴書を作るのではなく、添削なので、値段は個別に相談できます。
まずはランサーズとクラウドワークス両方に無料登録しましょう。
すでにランサーズに登録済みでしたら、早速英文履歴書の添削ができるワーカーを検索しましょう。☟

ランサーズと合わせてクラウドワークスも以下の公式HPから会員登録しておきましょう。☟


まとめ
1. 英文履歴書は定型フォーマットに沿って自分で書くこと
2. 採用担当者の目は職歴が途切れなく段々とキャリアップしているか。
3. 「Action Verb」で職歴を書くと見やすく評価が高くなる
4. 「Achievement」まで書けばあなたの職歴は完璧
5. 日本語の履歴書、職務経歴書も準備すること
6. 写真を載せるなら、プロにとってもらう
7. 実際の応募にはカバーレター(Cover Letter)を準備する
8. 最後に英文履歴書とカバーレターをネイティブスピーカーに添削してもらう。もし周りにネイティブがいない場合は積極的にランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングへ依頼する。



ぜひ「海外転職で必須な英文履歴書カバーレターの解説と書き方【文例付き】」も参考になりますのでご覧ください。
いかがでしたか?
今回の記事が皆さんの海外移住の参考に少しでもなれば嬉しいです。
これからも役立つ情報を紹介していきます。
ではまた。
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