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以下の質問を読者から頂きました。
ノーベル君、いつも興味深くブログ読んでいます。
今から3年くらいを目途に日本企業のオーストラリア現地法人への転職をしたいと考えています。
私は日本で経理スペシャリストとして働いています。
オーストラリアの各都市には具体的にどのような日本企業が設立されていて、どうやってその求人情報を入手し、応募するのか全く知見がありません。
日本にいる私が、オーストラリア現地法人の人事担当者と直接やり取りする、そんな夢のような方法があったらぜひ教えてくれませんか?
Linked Inアカウントは一応持っているんですが、ほとんど活用していません。
また、日本にある従来の転職エージェントにも海外求人の話はあるのでしょうか?
埼玉在 37歳 経理マン
ブログを読んでいただきありがとうございます。
海外移住に関心持っていただきうれしいです。
この方の問い合わせですが、海外移住を目指している方の多くがご興味のあるテーマですね。
あなたもずーっと思ってませんか?
「どうやったら、海外の求人情報を知ることできるの?」と。
はい、今の世の中、インターネットとLinked Inがあればオンラインで求人情報をGETできちゃうんです。
この記事ではオーストラリア進出の日本企業(日系企業)の探し方からLinked Inを活用した直接の転職活動をメインにズバリ解説します。
記事後半は転職エージェントの活用の仕方も紹介します。
この記事は有料ものですよー、ぜひ最後まで読んで下さい。
簡単に自己紹介させてください。
ハンドルネーム「ノーベル君」と申します。私は日本がバブル経済と呼ばれた1990年代前半、大手電機メーカーに新卒で入社しました。会社への愛が100%のジャパニーズ・ サラリーマンでしたが、30代後半に日本社会とサラリーマン人生で直面する不自由で画一的な価値観の押し付けに毎日ストレス満タン。自分の人生を変えようと、海外移住を決意しました。47歳でオーストラリア移住ビザを取得して、シドニーに家族3人で移住しました。仕事はオーストラリア現地企業でマーケティング担当をやっています。私は、多くの日本人サラリーマンが目指す「出世」は叶いませんでしたが、海外移住して毎日ストレス・フリーをモットー生活しています。LinkedInを使い直接オーストラリア進出の日本企業に求人応募する方法
目次
1.私のLinkedIn活用度&私がどのようにLinked Inで就活したか?
2.【実践】LinkedIn海外求人検索方法
3.LinkedInを使ってオーストラリア日系企業の求人を探し、応募する方法
4.転職エージェント活用方法
1.私のLinked In活用度&私がどのようにLinked Inで就活したか?

私はLinked Inアカウントを10年前くらいに作成しました。
当時から海外で働きたいと思っていたので英語でプロフィールを書いていましたが、プロフィールの中身はほとんど更新していませんでした。
単に何年から何年にどこで何の仕事をしていました、という超シンプルな内容で、自分のスキルやキャリアの中で達成したこと、社内表彰などは照れもあって書いていませんでした。
おそらくそんな方は多いのではないでしょうか?
しかし、オーストラリアで就職活動をする際にオーストラリアの多くの企業がLinked Inをメインに求人募集していることを知りました。
そこから、徹底的に自分のLinked Inのプロフィールをブラッシュアップしました。
何をブラッシュアップしたかというと
・何年から何年に何の業務をしたか、という記述の後に必ず、具体的に会社の何に貢献したかを強調して記載しました。
自分がやる前はこんなに問題だったのに自分がやることでどのように改善したか、パフォーマンスが向上したかを書いて、外部の方からの見栄えを改善しました。
・会社からの高評価や社内受賞等を記載しました。
・Linked Inと同時に英文履歴書を完成させました。LinkedInのプロフィールと英文履歴書に違いがないようにして、英文履歴書にはLinkedInに書いたプロフィールや実績について、もっと具体的に当初どういう課題があって、どのようにその難題を克服したかを記載しました。
LinkedInプロフィールと英文履歴書をバッチシ準備して、オーストラリアで転職活動していたところ、知人経由で狙っていた会社が求人情報を自社のLinked Inサイトで募集するとの話を聞きました。
毎日その会社のLinked Inをチェックしていていました。しばらくすると求人がLinked Inに出たのですぐに応募しました。人事担当者は私のプロフィールと英文履歴書を確認して、面接のオファーがきました。
私はLinked Inのプロフィールを充実させたタイミングでたまたま求人の情報を知りました。とてもラッキーでした。やはりLinked Inプロフィールを常にアップデートするのは大事だと実感しています。
別記事の「【解説】海外転職の武器LinkedIn【充実したプロフィールを作成】」にLinkedInの基礎知識について解説していますので、ぜひ合わせて読んで下さい。
2.【実践】Linked In海外求人検索方法

Linked Inを使った海外の求人情報チェックと応募のやり方を具体的に紹介します。
2-1.LinkedInから求人検索
以下LinkedIn画面①を参照ください。☟
LinkedInホーム画面から上のタブ「求人」をクリックください。☟
次に「新しいキャリアを検索する」のところで「職種」と「働きたいエリア」を検索窓から入力下さい。
ここでは職種をMarketing Manager、場所をSydneyと入力します。

皆さんが理解ししやすいよう、解説ごとに以下画面の中の赤い数字を参考にしてください。
下のLinkedIn画面②にように左側にSydney (2)で掲載されているMarketing Manager(1)の求人が一斉に出ます。259件ありました(3)。
259件の求人はスクロールダウンですべて目視できます。
すると、積水ハウスのオーストラリア法人、Sekisui Australiaを見つけました。クリックします(4)。
すると、画面向かって右側に求人の詳細が見えます。
後で改めてこの求人を見るなら「保存」を押します(5)。
LinkedInから応募する場合は「Easy 応募」をクリックします(6)。
本求人の人事担当者はLisa Hedgesさん(7)。美人!
直接LisaさんにInMAILを送ることができます(8)。

【注意】人事担当者にIn MAILを送るには無料のLinkedInアカウントを有料のPREMIUMにしないとできませ。PREMIUMは2,980/月です。1カ月の無料トライアルがありますから、試してみるのもいいと思います。
2-3.LinkedInから応募
では応募してみましょう。
上記LinkedIn画面②の(6)の「Easy 応募」をクリックすると以下のLinkedIn画面③がポップアップします。
電話番号を入力(9)、英文の履歴書をアップロード(10)します。
英文履歴書をアップロードしたら「応募を送信」します(11)

これで応募は完了です。
めちゃくちゃ簡単でしょ。
そしてSekisui Australia人事担当のLisaさんからの連絡を待つこととなります。
2-3.PUREMIUMにアップグレードせず人事担当者に連絡する
先ほどの人事担当者Lisaさんの顔写真をクリックすると以下のLinkedInのプロフィールページに移ります。以下LinkedIn画面④☟
通常の「つながりを申請」(11)をクリックして、彼女があなたとのつながりを承諾すれば、直接連絡できます。
「メッセージを送信」(12)もPREMIUMメンバーしか使えません。

もう一点、「応募ボタン」をクリックする前に、以下のLinkedIn画面⑤がポップアップする場合もあります。これはオーストラリア市民権、就労ビザについての確認です。以下の通りクリックしてビジネスビザをスポンサーしてほしいと伝えましょう。最後の欄の業務経験は3年以上ないと採用は難しいです。

英文履歴書の書き方は別記事の「海外転職のための英文履歴書の書き方+【失敗しない8つの心得】」に詳しく解説していますので、ぜひ読んで下さい。
3.Linked Inを使ってオーストラリア日系企業の求人を探し、応募する方法

3-1.なぜオーストラリア日系企業を海外転職先に狙うにか?
あなたがオーストラリアでの転職先企業を考えるにあたり、企業を3つのカテゴリーで考えることをお勧めします。
一つ目は純粋なオーストラリア企業(例えばANZ銀行、テルストラ、リオティント等)です。
二つ目は欧米の外資企業(マイクロソフト、フォード、BP等)。
三つ目は日系企業(トヨタ、キャノン、三井物産等)、オーストラリアに進出している日本企業の現地法人です。
韓国や中国系企業も進出していますが、ちょっと最初はおすすめしません。
理由は社風や待遇などいい噂を聞かないからです。。。
海外転職して初めてオーストラリアに来る場合、日系企業を第一候補にしましょう。
日系企業を推す理由は
現地企業がビジネスビザのスポンサーしてまであなたにオーストラリアで働いてほしい動機が、オーストラリア企業や欧米企業と比べて日系企業のほうが圧倒的に多いからです。
その動機とはあなたはその業務の専門性が高いそれにプラスして
・日本人は勤勉である
・日本本社や顧客とのやりとりで日本語が必要となる場合、対応できる
・日本企業文化を理解できる
といったあなたの強みが日系企業で最も活かされます。
重ねて、オーストラリアでの海外転職先はまずは日系企業をターゲットにして就職活動しましょう。
3-2.在オーストラリア日系企業を探す方法

あなたの心配は「オーストラリアにはどんな日本企業が進出しているのか、どうすればわかるのだろうか?」ということだと思います。
日本大使館に問い合わせると教えてくれるのでしょうか?
いいえ!日本大使館はあなたの海外転職の支援はしてくれません。
答えは、、、
日本商工会議所のサイトから在オーストラリア日本企業を知ることができるのです。
正確にはオーストラリア各都市にある日本商工会議所のサイトです。
日本商工会議所に会員登録している企業ですが、多くは日本企業です。ただ、すべてが日本企業とは限りません、現地法律事務所や会計事務所も会員企業の場合があります。
以下、商工会議所サイト①はシドニー日本商工会議所会員企業リストの一部スナップショットです。

いかがでしょうか?シドニー進出の日系企業が一覧できます。
めっちゃ便利な時代!!!!
シドニー以外にもメルボルン、ブリスベン、パースも商工会議所があります。
3-3.Linked Inでオーストラリア日系企業の求人を探す方法
Linked Inを使ってオーストラリアに進出している日本企業を探すのは簡単です。
例えば、メルボルン商工会議所の会員企業リストを見てみましょう。
以下、商工会議所サイト②スクロールダウンしていくと、「Mizuno Corporation Australia Pty. Ltd」を見つけました。スポーツ用品で有名な「ミズノ」です。

ミズノがメルボルンにあることがわかりました。
それではあなたのLinked Inを開いてください。以下のLinkedIn画面⑤を参照ください。
LinkedIn画面上部の検索画面に「Mizuno Australia」と入力します(1)。

以下、LinkedIn画面⑥の通り、Mizuno Corporation AustraliaのLinkedInページが出てきます(2)。
次に「求人」をクリックします(3)。
そうすると「E-Commerce Manager」の求人が出ていることがわかります(4)。

「E-Commerce Manager」の部分をクリックすると以下のLinkedIn画面⑦に移ります。☟
この求人は1週間前に掲載され、すでに79件の応募があることがわかります(5)。まだ求人募集中です。
どうやって応募するかは前の章で解説したことと同じですので、もう一度確認ください。
この求人を後で見る場合は「保存」(6)。
応募する場合は「Easy 応募」(7)。
本求人の人事担当者はJulie Tranさんです(8)。LinkedInのPREMIUMへアップグレードするとInMailで直接Julieさんへコンタクト可能です。

3-4.求人アラートを設定しよう
仮にその企業に興味は高いんだけど、LinkedIn求人サイトに求人が出ていなかったり、自分にマッチしない場合はぜひ「求人アラート」を設定しましょう。
求人アラートはその企業で事前に登録した職種と勤務地の求人が掲載されると自動でLinkedIn経由で通知を受けられる機能です。
以下のLinkedIn画面⑧のようにMizuno Corporation AustraliaのLinkedInサイトから「求人」を再度クリックしてください(9)。
そして「求人アラートを作成」をクリック。

以下、LinkedIn画面⑨がポップアップします。
「タイトル」にご自身の希望職種(11)を、「場所」には希望勤務地を記入して(12)、「求人アラートを作成」をクリックしてください(13)。

求人アラート機能もいいですが、幅広くポジションを探したいのであれば、ぜひ気になる企業LinkedInサイトはブックマークしておいて、まめに求人チェックしましょう。
3-5.求人担当者が掲載していない場合のコンタクト方法
今回紹介した積水ハウスとミズノは求人担当者が掲載されていました。とても親切ですね。
採用の条件の確認や応募後のフォローアップができます。
しかし、人事担当者が掲載されていない場合も多くあります。
その場合は応募後のフォローアップが難しく、人事担当者からの連絡待ちとなります。
人事担当者へのフォローする場合は企業の公式サイトからアプローチしましょう。
以下、LinkedIn画面⑦、Mizuno Corporation AustraliaのLinkedInページから「ウェブサイトに移動」をクリックして企業公式サイトに移動します(1)。☟

以下ミズノ‐サイト①の公式サイトをスクロールダウンします。☟

以下、ミズノ‐サイト②のようにサイトの下の部分に「CONTACT US」を見つけたのでクリックします(2)。☟

いかがでしたでしょうか、この方法でオーストラリア進出の日本企業の求人情報を確認し、LinkedInで求人応募できます。
4.転職エージェント活用方法

オーストラリアではLinkedInが普及しているので、求人はその企業のLinkedInサイトに掲載される確率はかなり高いです。
しかし、オーストラリア企業があなたのように日本に住んでいて、かつオーストラリアで近い将来働きたい人材を探す場合、LinkedInには限界があります。
その理由は
1.LinkedInのプロフィール機能には住んでいるエリアが働くエリアというデフォルト設定になっているから。つまり海外引っ越ししてまで働きたい人を探す機能がないから。
2.求人を出す企業は自社LinkedInサイトの概要欄に「海外から就労者を募集中/We are looking for overseas workers」と記載することができないから。
移民法上、オーストラリア国内で求人募集することが前提で、国内で見つからない人材を海外から採用することが法律で定められています。
この法律に対応しないで海外から採用すると移民局からブラックリスト化され、ビジネスビザのスポンサーを却下されるようになります。
ですので、在オーストラリアの日系企業は日本から優秀な人材を採用したい場合、日本の本社と協力して日本本社の社員を駐在員で派遣するか、日本の転職エージェントを使ってオーストラリア現地法人へ派遣する日本人人材を社外の人材市場から探すのです。
絶対に日本の転職エージェントに無料登録することをお勧めします。
おすすめ海外転職エージェント
海外転職エージェントについては別記事のコロナの今こそやるべき海外移住の備え①【転職エージェントに登録】で詳しく解説していますので、ぜひ読んで下さい。
まとめ
今回のLinkedInを使ったオーストラリア海外転職活動について解説しました
・LinkedInを使うと、求人検索から応募までとても簡単に行えます。
・オーストラリアにある日本商工会議所のサイトからオーストラリア日系企業の社名が入手できます。
・商工会議所の会員企業をLinkedInでサーチすると日系企業の求人を網羅的に探せ、応募できます。
・オーストラリア日系企業はLinkedInと合わせて、日本の転職エージェントも利用しています。
・転職エージェントへの無料登録はぜったいやるべきです。
いかがでしたか?
今回の記事が皆さんの海外移住の参考に少しでもなれば嬉しいです。
これからも役立つ情報を紹介していきます。
ではまた。
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